麻痺
鞍手町の行政書士の久保です。
最近、色々と取り沙汰されている芸能事務所の問題。内部の人の意見を聞くと、人間の感覚の麻痺の怖さを感じる。普通の判断であれば、ありえないことも、ずっとその環境に身を置き、周囲がみんな同じ境遇であり、それが長く続くと、それがそんなにありえないことでもないような気になる。感覚が麻痺する。慣れ。犯罪とはそういうもの。最初は、罪悪感に苛まれていても、徐々に慣れていく。そして、最終的には、受け入れてしまう。本当に怖い。虐待を受け続けていれば、それが日常になる。虐待を与えている方も同じ。怖いことは、さらにエスカレートすること。心のタガが外れることは、本当に怖い。心のタガは、理性や知性によって保たれていると思う。1回くらい、これくらいという気持ちの緩みが、慢性的な麻痺を生む。ブラック企業も同じ。怠惰な医療従事者も同じ。違法行為をしている士業も同じ。時には、第三者の意見や目線を持つことも大切。そして、自分の環境を俯瞰してみる事も。取り返しがつかなくなる前に。
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