いのちの尊厳

その人の今のありのままを受け入れること。そう簡単なことではない。年齢を重ねると、病気もするし、足腰も悪くなる。動けなくなる。今まで、できていたことが、できなくなる。できなくなることを受け入れることは、そんなに容易なことではない。自分が情けなく感じるかもしれない。自分では何もできず、1日中ベッドで寝て、介護を受け、人様に迷惑をかけるばかりで、役に立たない自分は、生きている価値がないと思うかもしれない。ただ、命は、役に立っているかどうかで判断されず、ただ、存在していることに意味があることもある。私の母は、難病で意識がないままの闘病が1年以上続きました。母は、言葉を発することもなく、食事も点滴で、ただ寝ている。そんな母が生きている価値があるのか?と言われると、返答に困るけど。家族としては、ただ、生きていて欲しかった。そこにいてほしかった。存在してほしかったというそれだけ。いてくれるだけでいいってこともあるんです。いてくれることだけが、役に立っていることもあるんです。そういうことです。

行政書士久保淳子事務所

小さな個人事務所です。 それが私の事務所の強みです。 小さな個人事務所だからこそ、一人一人の お客様ときちんと向き合い、 丁寧な対応ができ、大切にできています。 鞍手郡鞍手町弥生一丁目154-2 ☎:0949-52-7854

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