相手の立場になれる
先日、ちょっとした揉め事?に遭遇しました。ある方が善意でした行為に対して、相手の方が一方的に拒否をしたことで、お二人の関係が悪くなってしまったこと。私は、善意でしてあげた方からしかお話を聞いていないのですが、「理不尽なことで文句を言われた」とご立腹でした。でも、状況を考えると私は、相手の方が心配になり。相手の方は、最近、長年連れ添った奥様をなくされ、一人暮らしの男性。その男性の気持ちは、私はなんとなく察することができる。なぜなら、父がそんな感じだったから。母を亡くした父は、悲しみの中、突然機嫌が悪くなることがあったり、ふさぎ込むことが多かった。大切な人を亡くすことは、大変なストレスであり、気持ちが不安定になる。そんな時はそっとしてほしかったりする。でも、ひとりでいるとさみしいし、不安にもなる。そして、周囲の気遣いが煩わしく感じることもある。おそらく、自分で自分の気持ちがコントロールできなくなっているのかもしれない。
相手の立場になって考える事は、同じような経験をしていれば、気付けることも多い。辛い経験、悲しい経験ほど。そして、誰かとそれを話せる環境が必要です。辛いのは自分だけではないということ。みんな、色々辛く、悲しい経験をしながらも生きている(笑)それが、分かれば、また新しい一歩を踏み出せる気がします。辛く、悲しい経験も「相手の立場になれる」ことに関しては、とても役にたつと最近つくづく感じます。
0コメント