お客様のご意向
鞍手・直方で建設業許可業務をがんばっている行政書士の久保です♬
遊覧船の悲惨な事故を起こした会社の社長が悪天候でも出向したことに対して「お客様の要望に応えて」できるだけ出向していた旨を話していた。私には、とても引っかかる言葉。お客様のご意向に沿って、お客様が望まれたから、出向した。「本人たちが行きたいと言ったから、強く望まれたのなら、それは、仕方がない。自己責任ですね。」となるわけがない。
私の父は、要介護4にも関わらず、見守りなしで入浴中に病院で溺死させられました。病院側は「ご本人が一人で大丈夫だと。付き添いなしの入浴を強く望まれた」と主張してきました。死人に口なしのため、ご本人がそんなことを言ったのかどうかは不明。ご本人の意向なので、自分たちには責任はないと。ご本人の意向であろうと、自分たちは医療従事者として、安全管理の責任がある。要介護4の人が見守りもなく、適切な声かけもなく放置状態で入浴すれば、どんな危険があるのか?医療従事者でない私でも容易に想像はつく。素人でも想像できることが、専門であるあの人たちは、なぜか分からない。なぜ分からないのか?それは、あの人たちが怠慢であり、自己中だから。そこにあるのは、怠慢と杜撰な管理。病院も遊覧船も同じものがある。そして、そういう人達は、共通して言う。「ご本人がそうしたいといったから」明確な判断基準と思慮深さがないのは、そこにある責任の重さを理解できていないから。
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